「地方に移住したいけど、子育て環境って実際どうなんだろう?」
「都市部と比べて、子どもにとってどちらがいいのか迷っている……」
子どもが生まれると、住む場所への考え方がガラッと変わりますよね。私自身、息子が生まれてから「この環境で育てていいのか」と改めて考えるようになりました。
私はインフラ系大手企業から地方の製造業・中小企業へ転職して6年。現在は妻・2歳の息子と3人で地方のまちに暮らしています。2025年にはマイホーム(戸建て)も購入し、育休も4ヶ月取得しました。
この記事では、実際に地方で子育てをしている私の体験談をもとに、地方子育てのリアルをお伝えします。地方への転職・移住を検討している子育て世代の方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
この記事を読むと、以下のことがわかります。
- 地方での子育てが都市部と比べてどう違うのか、転職前後のリアルな変化
- 公園・住環境・保育園・育休など、実際に感じた5つのメリット
- 地方子育てのデメリットと、その具体的な対処法
筆者プロフィール
| 年齢 | 31歳 |
| 居住地 | 地方のまちに戸建て(2025年購入) |
| 転職歴 | インフラ系大手企業 → 地方の製造業・中小企業(転職6年目) |
| 現職 | 地方の製造業・中小企業勤務 |
| 家族構成 | 妻・息子(2歳・男の子)の3人家族 |
転職前と転職後の子育て環境の比較
転職前は都市部のそこそこ人口の多いエリアに住んでいました。当時はまだ子どもがいなかったのですが、毎朝の満員電車、休日に混み合う公園、常に満車の駐車場を見ながら「ここで子どもを育てたら大変そうだな」と漠然と感じていました。
転職後に地方のまちへ引っ越し、その後息子が生まれて初めて気づきました。「あ、地方って子育てにめちゃくちゃ向いてる」と。
地方では人混みも騒音もスペースの狭さも、都市部と比べてほぼ解消されています。子どもを連れた外出がこんなに気楽なものだとは、都市部に住んでいた頃には想像もしていませんでした。以下、具体的なメリットを一つずつ紹介していきます。
地方子育てのメリット【実体験ベース】
① 公園が広くて空いている
これが一番大きいです。わが家の近くには大きな公園があるのですが、平日はほぼ貸し切り状態。休日でも人が少なく、息子が走り回っても誰かとぶつかる心配がありません。
都市部の公園は遊具の順番待ちが当たり前、砂場は密集、ベンチに座るスペースもない……という話をよく聞きます。地方では、そのストレスがほぼゼロです。子どもが好き放題遊べる環境は、親にとっても精神的にかなり楽です。
私はどちらかというとインドア派なのですが、公園が快適なおかげで息子と外遊びをする時間がぐっと増えました。広々とした芝生でシャボン玉を飛ばしたり、駆け回ったりする息子の笑顔を見ていると、こちらまで元気がもらえます。
② 人混みストレスがない
子どもを連れて外出するとき、都市部では人混みとの戦いになります。ショッピングモール、駅、レストラン……どこへ行っても人でいっぱいで、ベビーカーを押すのも一苦労。子どもが泣けば周囲の目が気になる、という状況は親のストレスに直結します。
地方では、人混みとは無縁の子育てができます。スーパーも駐車場も広くてゆったり。ショッピングモールへ行っても通路に余裕があり、子どもが多少大声を出しても周囲に迷惑をかける心配がほとんどありません。
特に小さい子どもを連れているときは、この「余裕」がとても大切です。精神的な余裕が、日々の子育てのクオリティを確実に上げてくれると実感しています。
③ 住居・駐車場スペースが広い(戸建て購入が現実的)
2025年、念願のマイホームを購入しました。地方では、都市部と同じ予算でも庭付きの戸建てが手の届く価格で実現できます。
子育てにおいて、住居の広さは想像以上に重要です。息子がハイハイを始めたとき、走り回るようになったとき、室内でも広いスペースがあると本当に助かります。集合住宅のように「下の階への騒音が心配」と気を使う必要もなく、思いっきり遊ばせられます。
庭があれば、水遊びやシャボン玉、泥遊びも自由自在。休日は庭でボール遊びをするのが最近の定番になりました。子どもの好奇心を存分に伸ばせる環境は、地方ならではの特権だと感じています。また、子ども部屋をしっかり用意できるのも、将来的に安心できるポイントです。
駐車スペースも並列で3台(詰めれば4台)分あります。来客がある際も来てもらいやすく、非常に満足している点の一つです。
④ 保育園・幼稚園に入りやすい
都市部では「保活」という言葉があるほど、保育園の入園競争が激しいですよね。妻の友人(都市部在住)から「第3希望まで落ちた」という話を聞くたびに、地方で良かったと感じます。
私が住む地方のまちでは、待機児童がほぼゼロで、希望する施設に入れることがほとんどです。息子も希望の保育園にすんなり入ることができました。保育園選びにおいて、複数の選択肢の中からじっくり選べるのは大きなメリットです。
また、園の規模が小さいぶん、先生一人ひとりの目が届きやすく、子どもの様子を細かく教えてもらえる印象があります。「今日こんなことができるようになりました」と連絡帳に書いてもらえる温かさは、地方の保育園ならではの良さだと思います。
⑤ 育休を取りやすい環境が整ってきている
息子が生まれたとき、私は4ヶ月間の育休を取得しました。地方の中小企業でパパが4ヶ月育休を取るのは前例がなく、最初は職場にも少し戸惑いの空気がありました。それでも、経営者や直属の上司が前向きに理解してくれたこともあり、無事に取得できました。
大企業と比べると制度面では整っていない部分もありますが、社員数が少ないぶん、顔の見える関係性の中で相談しやすいという側面があります。「会社に貢献してきた実績」と「上司・経営者との信頼関係」があれば、地方中小企業でも育休取得は十分に可能だと感じています。
育休中は息子の成長を間近で見届けられただけでなく、妻のサポートができたことが何より良かったです。夜中の授乳やオムツ替えを2人で分担できたことで、妻の負担が大きく減りました。また、基本的なお世話をこの時期に習得していたので、ワンオペ時も問題なく過ごせています。
この4ヶ月は、家族の絆を深めるかけがえのない時間でした。育休取得を迷っているパパがいれば、ぜひ踏み出してみてほしいと思います。
地方子育てのデメリット・懸念点
メリットばかりを伝えるのは正直ではないので、感じているデメリットも包み隠さずお伝えします。
① 小児科・夜間診療へのアクセスが不安
子どもはよく夜中に急に熱を出したりします。地方では夜間対応できる小児科が少なく、緊急時に遠くまで車で向かわなければならないことがあります。実際に息子が高熱を出した夜、救急対応の病院まで30分以上かかり、かなり焦った経験があります。
かかりつけ医を早めに決めておく、夜間診療可能な病院の場所を事前に把握しておく、といった備えが地方では特に重要です。
② 習い事・教育の選択肢が少ない
まだ息子は2歳なので今は直接的な影響はありませんが、将来的には習い事や学習塾の選択肢の少なさが課題になるかもしれません。都市部では徒歩圏に多様な選択肢がある一方、地方では車での送迎が前提になるケースが多いです。
ただ、近年はオンライン学習の充実により、場所を問わず質の高い教育を受けられる環境も整ってきています。今後どう活用していくか、妻と一緒に考えているところです。
③ 車がないと生活が成り立たない
地方生活全般に言えることですが、車は必須です。保育園の送迎、買い物、病院、公園……すべて車移動が前提になります。わが家は2台持ちで、車の維持費がかかるのは事実です。
ただし、住居費や生活費が都市部より抑えられているため、トータルのコストはむしろ地方のほうが低い印象があります。車の維持費を差し引いても、生活の豊かさは地方のほうが上だと個人的には感じています。
まとめ:地方の子育ては「豊かさ」の質が違う
地方での子育てを一言で表すなら、「豊かさの種類が都市部とは違う」ということです。
お金や利便性では都市部に及ばない部分もありますが、空間的なゆとり・自然との距離の近さ・人との顔の見える関係性など、子育てにとって本質的に大切なものが地方には揃っています。保育園に入りやすく、広い家に住めて、公園はいつも貸し切り同然。これが地方子育ての日常です。
息子が広い公園を全力で走り回る姿を見るたびに、「地方に来て良かった」と心から思います。転職当初は不安もありましたが、子育てという観点では、地方を選んで正解だったと今でも確信しています。
デメリットがないわけではありませんが、事前に把握して備えておけば、乗り越えられることがほとんどです。地方転職・移住を考えている子育て世代の方に、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

コメント